そんな私を見た瑠美は、



『仕方ない。先に愁たちと合流しておくから、神無はゆっくり着替えてきていいよ!』



と言って、ロッカールームを飛び出していった。



(おかしいな、瑠美っていつも飄々としてるのに……)



なぜか焦っていた瑠美の様子に首をひねりつつ、ノロノロと着替えを終了。


背中まで届く長い髪の毛は遊ぶのに邪魔なのでポニーテールに結ぶと、



「よぅし、みんなを探さなきゃっ」



ロッカーの鍵を確認し、みんながいるであろうプールの方へと飛び出した。