[完]愛しいｷﾐは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜

｢すすすっ、捨ててなんか
いませんっ！｣



渡せなかった物でも、心を
込めて選んだプレゼント
だもん、捨てる気になんて
なれない。



汚れてしまったラッピングは
解いたけど、物自体は机の
引き出しにしまってある。



｢そっか。それならぜひ。

そうだ、もしよかったら
大変な思いさせちゃった
お詫びも兼ねて、どっかで
時間とれない？｣



｢え？　そ、それって――…｣



まさかまさかまさか。


こんなことってホントに
あるんですか、神様？



｢まあつまり、デートのお誘い？

どうかな、迷惑？｣


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