[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜

「謝ることじゃないよ。

こっちこそゴメン。

気にはなったんだけど、
どうにも人の流れが
凄すぎて……」



「え…………?」



気にしてくれてた?



――先輩が、あたしを?



(夢みたい……こんなの……)



あたしは感動で頭が
ボーッとしてきた。



けど、衝撃はさらに続く。



先輩はゆっくりと部屋の
中に進んで来ながら、次に
こう言ったんだ。



「あのプレゼント、まだ
持ってるの?

よかったら、今からでも
ちょうだいよ」



「えっ!?」



「あれ? もう捨てちゃった?」


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