毎日のようになぐさめて
くれてるのに、いつまでも
テンション低くて申し訳
ないなぁって思ってるよ?



でも………ゴメン。



やっぱ今だに心がシクシク
泣いてて、どうしようも
ないや……。



「……大丈夫だよ。

あれ……けどなんか、
クラクラする……」



「――へっ? あ、あんずっ!?」



ギョッとしてる亜希の顔が、
黒いモヤがかかったように
見えた。



あたしの名前を呼ぶ声も、
なんか水の中で聞いてる
みたいに、変なエコーが
かかってて――…。


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