「……もうおせーんだよ。

ほっとけ」



ふてくされた声で言って、
オレはシッシと悟に手を振った。



悟は『やれやれ』と
大ゲサに肩をすくめると、



「まぁせいぜい頑張れ、
悩める青少年」



軽い口調でそう言いながら、
バタンとドアを閉めて
部屋を出て行った――。





     ★★★★★



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