[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜

……ホントはそれも知ってる。



全部、全部。



あんずが悩んでくれてる
のは、痛いくらいわかってんだ。



「でもなんか……あたし今、
自分でも信じられない
くらい、すっごく嬉しい。

太郎さんがあたしを見て、
好きになってくれた気持ちは
本当だなって思えるから――」



「あんずちゃん――…」



囁いたオレに向かって、
あんずが一歩、歩を進める。



そしてもう一度、照れ
臭そうな――でも花の
ほころぶほど愛らしい
笑顔で微笑んで、言った。


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