[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜

慌ててつけ加えたけど、
どうやらあんずは単に
驚いただけみたいで、



「そうだったんだ……」



と、しみじみとした声で呟いた。



「太郎さんはあたしの
こと、よくわかってくれて
るんですね……」



「あんずちゃん――…」



わかってるか、なんて愚問だ。



この世の中に、オレより
あんずのことを理解してる
人間なんているかよ。



「……わかってるよ。

キミが奥手で優柔不断で、
ちょっとどんくさくて。

でも人一倍マジメで純粋で、
一生懸命だってこと」


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