[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜

「え―――そ、それじゃあ……
あの日あたしを助けて
くれたのも、偶然じゃない
ってことですか?」



愕然とした顔で尋ねるあんず。



「ああ……オレはキミだと
わかってこっそり見てた。

そしたらあんなことに
なったから、つい……」



「………………」



あんずはとうとう黙り
込んでしまった。



沈黙の中、自分の心臓の
音だけがやたら大きく響いてる。



(あんず……
どう思ってんだ――?)



俯いてしまった顔からは
彼女の表情も伺えなくて、
オレはとんでもなく不安な
気持ちになってきた。


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