[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜

「ずっとって……あたし達、
まだほんの数回しか会った
ことないですけど……」



――わかってる。



太郎として出会ってからは
数回だ。



でも――…。



「……本当は違うんだ。

オレは、あのキミを助けた
日よりもっとずっと前から
キミを知ってた。

キミは“オレ”を知らない
から、会ったことも話した
こともなかったけど。

オレはその頃からキミが
好きで、いつも隠れて
想ってたんだ」



太郎としてじゃなく。



“オレ”の想いを、今言える
範囲の言葉に乗せて、
精一杯伝える。


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