[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜

ハァッと下を向いて大きな
息をついた後、恐る恐る
視線を向ける。



あんずは――完全に、放心
してた。



今言われたことがピンと
きてない顔で、どこか
あらぬ方向を見つめてる。



「――あ、あんずちゃん?」



戻ってこいよ、あんず。


オレの一世一代の大告白
だったんだぞ。



「あ―――えっと――…」



オレの呼びかけにあんずは
ようやく我に返り、
かすれた声を漏らす。



動揺を隠せない顔でキョロ
キョロと視線をさ迷わせ
つつも、何とか言葉を
紡いでこう尋ねてきた。


_