[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜

(行け、オレ。

長年の想いを、ただ
ぶつけりゃいーんだ)



「――あんずちゃん!」



ベンチから立ち上がって
その名を呼ぶ。



ハッと顔をあげたあんずは、
オレを見ると目を丸くしな
がらもニッコリと微笑んだ。



トテトテと敷地に入って
きてオレに近づくと、



「こんにちわ! 
また会いましたね。

今日もひなたぼっこですか?」



「あ、いや……今日は……」



ドキ、ドキ。


ヤベーな、今までにない
鼓動の速さだぜコレは。



「今日は……っていうか
今日もだけど、あんず
ちゃんを待ってた。

話したいこと、あって」


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