言ってる最中に、また
先輩が距離をつめてきた。
あたしはとっさに両腕を
突き出して、先輩の体を
押し戻そうとする。
先輩は形のいい眉をスッと
細めて、
「まだそんなウブっぽい
こと言ってんの?
オレが誘ってあげて、
喜んで来たくせに。
まさかホントにプレゼント
渡して帰るつもりだった
わけじゃないだろ?」
「え…………?」
………どういうこと?
なんかあまりに信じられ
なくて、意味が理解
できなかった。
でも逆に、言葉に含まれた
イラ立ちと刺々しさだけは、
なぜか敏感に気づいてしまう。
_
先輩が距離をつめてきた。
あたしはとっさに両腕を
突き出して、先輩の体を
押し戻そうとする。
先輩は形のいい眉をスッと
細めて、
「まだそんなウブっぽい
こと言ってんの?
オレが誘ってあげて、
喜んで来たくせに。
まさかホントにプレゼント
渡して帰るつもりだった
わけじゃないだろ?」
「え…………?」
………どういうこと?
なんかあまりに信じられ
なくて、意味が理解
できなかった。
でも逆に、言葉に含まれた
イラ立ちと刺々しさだけは、
なぜか敏感に気づいてしまう。
_

