―……翌朝



俺はすぐ目が覚めた。




妙に体が重い。




『…アイツ起きたかな…』




俺は鉛のような体を頑張って起こし、

隣に向かった。




…部屋の中はまだ暗かった。




寝室に行くと、
彼女がスースーと静かな寝息を立てながら眠っていた。




『お……』



俺は起こそうかと思ったが、手が止まった。