「おい、アカネ」



『ハ、ハイ!?』



「俺、先に行くから」



レオくんはさっさと家に入って行ってしまった。




やっぱり自己中……。




どうしてもそんな所が…

被ってしまう。




お願い……

今さら戻ってこないで…




私の“傷”――。