Forbidden Love

「もう言わないから冷蔵庫にある私の好きな……

“ケーキ”取らないで―!」




『……は?』




何言ってるんだコイツ…


誰もケーキ取るだなんて言ってないぞ?




呆然とする俺に構わず…



「あれ…? 

だって…“嫌な事”するって言ったじゃん…!」



キョトンとした顔で俺を見る。



『そうは言ったが…』




“嫌な事”って――





“ケーキ取られる事”かよっ!?




俺はガックリと肩を落としてため息をついた。