〜Akane side〜


…朝になった。



私は寝返りをうつと…

大好きなレオくんはいなかった。



寝た跡も残さずに消えてしまった。


レオくんが寝ていた所には…真っ白な羽根。




それを手に取ると私は

壊れ物のように大事に抱き締めた。



もう泣かない…



分かっているんだから…ッ


それなのに…

本能が言うことを聞かない。



『…ッう…怜央……ッ!』




私はしばらく…そこから動く事が出来なかった…。