『神が…!?
そんなまさか…ι!』



神がそうしたらなぜ…



「神は様々な人の願いを聞いてきた。

そして――ある者の願いを与えた。」




長官はある映像を床に映し出す。



そこに映っていたのは…



幼い彼女の姿。




「あの娘はお前の葬儀から朝昼夜問わずに…

ずっと教会で神に祈りを捧げた」





―神様…どんな形でもいいから…

…怜央に…会わせてください…―




そんな願いが叶うはずもないのに…



彼女は手を合わせて祈り続けた。



雨が降っても…


雪が降っても…



体調を崩しても……