「…ごめん…沙耶香…」


「今更謝ったってどうならないわよ!!

あたしの好きな人はもういないんだから!」




結崎は建物中を指して怒鳴った。



「…怜央を殺したのは…
アンタなんだからね!!」




「結崎、やめろ!!」



「だってそうじゃない!

茜が飛び出さなければこんな事にはならなかった!」




彼女は頬から涙が流れた。


「あたしは…絶対許さないんだから!

この……“裏切り者”!」



それを聞いた彼女は走ってその場から走って行った。



…だんだん映像が…ボヤける。


俺の記憶は…ここまでなんだろう。