―……



「ッ…ハァ…ハァ…。
…ここまで来れば…ι」



彼女は学校から少し離れた交差点で一息ついた。



涙は相変わらずに止まらない。




「ッダメだな…協力するって言ったのに…」





…レオ、彼女がどんな思いか分かるか?




桐島茜も―…


―お前を幼馴染み以上に思っていたのじゃ。




「…茜!!」



そうこうしている内に俺たちが追い付いた。




「怜央…ッ!」



彼女はハッとして交差点を飛び出した…。


それも……





“赤信号”で……




そして―…


トラックが曲がってくる…