「柏木く〜ん!
これ受け取って〜!!」


「あたしのも!」


「あたしのが先だから!」



毎回の休み時間には

タメや後輩関係なしに教室に押し寄せていた。



「いやぁ〜こんだけあるとかえって…ι」



俺は頬を掻いて苦笑いを浮かべていた。


机の上はすっかりラッピングしたチョコの山…。




「おい柏木、どっかにしまえないのかよチョコι?」


さすがの教師も注意した。


「それが出来たら苦労しませんってι!」



教室にどっと笑いが広がる。