Forbidden Love

「俺とアンタが……友達…?」



「うん!
だから、楽しい時、辛い時、悲しい時も一緒!」



少年を取り巻く暗い空気が


だんだん消えていくように見えた。




「私は桐島茜!
夕陽の色と同じなの♪

あなたの名前は〜?」



少女……茜は元気に夕陽を指して笑った。




「柏木…怜央」




これが



少年…いや、“俺”と彼女の最初の出会い。





レオ、思い出してきたか?


じゃが、お前の記憶の絵巻はまだまだ続くぞ。





長官の声が聞こえ、
映像は陽炎のように消えた。