~Akane side~


レオという男の子に出会って翌日。


私は昨日の事が夢であって欲しいと思った。



羽は生えてるし、浮いているなんて普通の人間にはありえない…。



きっと夢なんだ。



そう……彼は“あの人”じゃないんだ。




「何が夢なんだよ?」



『ッやあぁ~!!』




目の前にレオくんの顔があり、思わず身を退けた。