すると結子は何かに気付いたようで言葉が途切れた。


「―ちょっと行ってくる」



結子は片手でごめんとやると、席を立った。



「あ、」といって私を見ると

買ってきたばかりの缶ココアを手にした。




『あ゙ーッ!
それ私のココア〜!!』



「いいから、いいから〜♪」




軽くウインクすると何処かに行ってしまった。


もう…一体何なのよ…ι



『ココア……』



そして私は少し嘆いた。