Forbidden Love

『私の知ってる那智くんは―…優しかったッ!!』



「人なんてすぐに変わる」


『違う!!

人は誰でも…優しい…温かい気持ちを持ってる!!

絶対心の奥底は変わらないわ!』




―…那智くんの手が止まる。


私は未だに上手く呼吸ができない。



「…気が変わった。

今日はいいや、早く帰れば?」



那智くんは私の首元辺りで何かをした。


チクリと小さな痛みがする。



「―あ、明日その首元隠した方がいいんじゃん?」



『え……?』




鏡を見てみると、

くっきり赤くある“アザ”


これはもしかして…



“キスマーク”!?



しかも変なところに…ッ!