「―ッ!……ッ!」



誰かの声が聞こえる―…誰だ?



「怜…くん!…怜央くん!」



『わ…っι!?』



俺はいつの間にか寝ていたらしく、

寝ていたせいか視界が白くボヤけて見える…。



『ん……。

―ッアンタ確か…!』



「あ、覚えてた?
お久しぶり、怜央くん♪」



俺の前には他校の
“結崎沙耶香”の姿。


なぜコイツが…?



「実はあたし、友達に呼ばれて待ってたんだけど、いなくてさι

それで校内探検してたら怜央くんを見つけたの!」



『そう…なのか――。
起こしてくれてありがとな』



俺はのそのそと起き上がった。