ポウと指先に緑色の光が現れた。


喉に違和感を感じた…。





コワイコワイコワイ……




『いやあぁぁぁ――!!』


私は悲鳴を上げた。

同時に指先からの光はなくなった。



『な…何をしたの…!?』



喉に触れても何も変わったところはない。



一体今の光は……




腰が抜けて動かなくなった体をズルズルと引きずりながら


私はタクくんから少しでも離れようとした。




タクくんはふっと笑むと、
ほのかに光る緑色…
透明なシャボンの様なものを見せた。