『俺はなんで…なんでこの世界に…』




…ふと俺は長官の顔が浮かんだ。


そしてタクの顔も…




『あの2人だったら…どうするんだろうな…』





だんだん和らいでいく痛み


俺は急いで彼女を探した。




すると――…



『ッ…これは…』



よく知ってる気配を感じ、羽根を出してその方に向かった。



行き先は…噴水広場。




「いやあぁぁぁ――ッ!!」



『…ッアカネ!!』



俺は急いで悲鳴の方へ飛んだ。



確かにこの声は……




噴水広場に着くと、俺は言葉を失った。




「―よお、レオ」



『―何してんだよ…

…タク――ッ!!』