「うぅ…!!頭が……ッ」


うめくレオくんに


私はどうすれば良いか分からなかった…。





「アカ……ネ…」



『な、何!?
何かして欲しい事ある!?』




レオくんは物凄い力で私の腕を握っていた。



痛いが、レオくんの方がもっと痛いだろう…。




そして…レオくんは私に微笑んだ。





「――“前向いて歩いていけよ…”――」




『ッ!!』



全身が凍りついた気分だった…。



その言葉は…



“聞きたくない言葉”だったから。