『お゙…重い゙……ッ!!』



私は前が見えないくらいの量に腕を震わせ、

遥か彼方の教室に向かっている…。




…ていうかホント教室まで持っていけるか、私……。




―手がそろそろ限界になってきた時―……





―ヒョイッ―




「大丈夫かよ、桐島?」




急に視界が開け、声が聞こえた。




声の主は―…