花と言葉と愛情と

「げ、本格的になってきたな」

『本当。帰って来てよかったね』

台風の様に強い、風と雨に
大分、視界が奪われている

暗く寒い雨の中
二人きりで闇に包まれてる
そんな不器用な感覚さえ
覚えてしまった


きっと前々から決まっていた
運命の扉

どうしたらこの扉を開かずに
二人で幸せに過ごせたんですか?