花と言葉と愛情と

『拓衣、帰・・・』
「ちょっと良いかな?」

胸の痛みを押し殺し
拓衣に向けた私の声は
彼女によって掻き消された

「話たい事があるんだけど」

彼女のあからさまに不機嫌な態度で
大体、用件はわかった