花と言葉と愛情と

近づく足音もまた子守唄の様に・・・


「・・・ねぇ、アンタ」

誰かが私に向けての声に
ゆっくり、机に突っ伏した体を起こしました

『へ?・・・』

「もう、下校の時間だけど?」

『え?あ、いけないッ!』

それだけ私に告げると
彼は体を翻し去って行きました