花と言葉と愛情と

『記憶・・・喪失ですか?』

消え入りそうに小さい声で呟いた

「断定はできませんが・・・」

その先生の言葉が瞳が既定をしめしていたのを感じた

『いつか、いつか・・・』

記憶が戻る事はありますか?

私を思い出す事はありますか?

それを聞くと全てが終わりそうで
決して、その言葉は口には出せなかった