花と言葉と愛情と

『ハァ・・・ハァ
先生、彼の意識が戻りました』

上がった息を整えもせず
私は簡潔に告げた

「本当ですか!それはよかっ・・・」

先生の言葉を遮り続けた

『あの・・・ですが、忘れてるみたいです』

「それは、どうゆう?」

『・・・彼が私を、です』

少し、驚いた後に納得したように私をみた