花と言葉と愛情と

ドアをゆっくり開け病室へと入った
彼の起き上がっている後ろ姿が
見えて慌てて駆け寄った

『起きて、平気?何処か痛くない?』

私はそう言い、彼の返答を待った

それは思いもよらぬ返答だった



「お前、誰?」