花と言葉と愛情と

先生はこちらを微笑みながら
「彼の病室は102です
しばらくは麻酔で目を覚まさないと思いますが
ついて差し上げたらいかがですか?」

私は安堵や何やらで抜けていった力を戻す事が
中々出来ず、力なく頷いた

目の力までなくなっていった様で
涙も落ちそうになったが
大人なのに先生の前で泣くのは
流石に我慢した