簡潔に教えてくれた彼女と同じく 私も簡潔にお礼を述べ去ろうとした 「あの、お嫁さんですか?」 その言葉に胸がしめつけられた あの時、素直になっていれば きっと頷けただろう だけど出来ない 私は薄く微笑み突き当たりの オペ室まで急いだ