えつ。

瑠菜の顔怖い。

笑ってるのは良いけど、雰囲気が怖い…。

ニヤニヤしてる…。

「う…ん!!ごめんね!じゃっまた明日ッ」

私は逃げるように教室から出た。












外に出ると風が少し冷たい。

急いで私は自転車で図書館に向かった。


図書館までは10分とかからない。


でも着いた頃には体が熱かった。急ぎすぎた…。

息切れを押さえながら私は違う胸の高鳴りを覚え、ゆっくりと扉に手をかけた。