淳くんが会長みたいに
強引で俺様なら
幼なじみの百恵は
色々と苦労してるのかな…
そんなことを思っていたら
いつの間にか
生徒会室についていた
「………よし。」
入るのに少しだけ
気後れしてしまう。
ガラカラ―
「先輩!待ってたんですよ!」
ドアを開けてすぐ
会計の山岸さんが
満面の笑みで迎えてくれた
「この間は放課後に来れなくてごめんなさいね。」
会長がいなくてよかった―
そう思いながら答えると
「もう二度と来ないかと思った〜。」
「…来るわよ。副会長なんだから。」
書記の谷川さんからは
いつもながら敵意を感じる
まぁ
転校してきた私に
テストも人気投票も負けたら
むかつくのも分からなくもない
私が転校してこなければ
谷川さんが副会長だったはずだし
「まあまあ、そんな怒んなよ。ゆみちゃん。」
「ぇ……あっ!会長!来てくれたんですねぇ!」
「まあな。」
会長がずかずかと教室に入り
谷川さんの横に座る
「最近学校に来てくれないから心配したんですよぉ?」
「ぁあ。で?今日のやることは?」
谷川さんを軽く受け流して
机の上の資料をパラパラめくりながら聞く

