LOVE FIGHT〜恋の勝負〜



急にくっついていた淳くんが離れた。



頭を抑えて床にうずくまっている。




「何度言ったら分かるんだてめぇ。凛々華が迷惑してんだろ。」



「裕也か!てめぇ!また凛々ちゃんと俺のラブな時間を邪魔しや……いってぇ!?」



「その口閉じないと腕折るぞ?」



「いってぇ!いてぇって!分かった!黙るから!」



「ん。おとなしく席に座ってろ。」



「はい、はい。分かったよ〜。いつかやり返してやるからな!」



そう言って淳くんは席には着かず廊下に消えていった。



今日もサボるのかしら…