LOVE FIGHT〜恋の勝負〜



やると決めたらやる。



それが私の考え方。





私は彼に歩みよった




「おはようございます。失礼ですが、霧島海斗先輩でいらっしゃいますね?」



「………………………誰。」



…たしかに機嫌が悪そうね。



「わたくし今年から副会長になりました、篠原魅華と申します。」



「………………。」



篠原会長は漆黒の瞳で

黙って私を見つめるだけ



本当に

ただ見つめてるだけ。





私は目に入っているが

声は聞こえてない。





そんな感じ…。




いや。

目の前に私ですら

実際見ていないのでは?





そう思わせる。








始め見た時も思ったが





本当に不思議なふいんきな人。