「手放す気はねぇよ」


「俺と音彩もそんな感じだったなぁ………」


「親のそういう話聞きたくねぇ」


「音彩はもともと俺のこと嫌ってたし」


「は?」



あれだけベタベタとイチャつく癖に



「まぁ、惚れさせたけど」


「そんな武勇伝聞いてねぇよ」



結局ただののろけを聞き会議室に入った



中にはすでに数人指定された席に座っていた



「これはライラ社長」


俺の隣はあのライラ社長


一応挨拶をした


「今回は自信があるようですな」


「子供の意見を尊重しました」


「親の力で優勝するつもりか」


小さく呟いたつもりだろうがバッチリ聞こえてんだよハゲ