「あの〜アドレス教えてくれない?」



教室に着いたとたんに女に囲まれた



「お前に教える必要性は?俺には何のメリットもねぇ」



適当に扱うと女はクールって素敵!なんて言い出して



マジ頭悪い




「あ……さっきぶつかった人だ」



そう言って俺を指さしたのは羽衣と呼ばれた女




「さっききちんと謝ってなかったよね。ほんとごめんなさい!私の不注意で」



「別に」




「私の名前は時久羽衣(トキヒサ ウイ)です」



よろしくねと言って女は自分の席についた