「結婚のお許し出た………」


「卒業したらすぐ結婚しよう」


「…………綺良くん」


「ん?」


「これって夢なのかな」



「はぁ!?」



羽衣は自分の頬を引っ張り現実かどうか試していた



結果は


「痛い………夢じゃない」


「当たり前だろ」



現実と判断できたようだ



「綺良くんが日本に帰って来ただけで嬉しいのに………結婚まで……」



泣きそうと言いながらすでに泣いている羽衣



「羽衣」


「何?」


「すげえ好き」


「私も大好き!」



愛しい人に甘い言葉を呟く日々も悪くないかもしれない






End