目の前の光景に…
俺の目に今映っているのは縁側に横たわり、月明かりに照らされる女の綺麗な寝顔だけ。
さらさらとしている漆黒の髪は腰まで伸びている。
睫毛は長く、形のいい唇、透き通った白い肌は滑らかで綺麗だ。
「……//」
見ればみるほど綺麗な女だった。
俺はいつの間にか時を忘れてた魅入ってしまった。
暫く見ていると女の瞳から何かが零れ落ちてきた。
ツウ――…
涙だった。
そっと、女の頬に零れ落ちた涙を拭った。
こいつ…
寝ながら泣いている?
嫌な夢でも見てんのか?
「………」
寝顔に月明かり、そして涙が加わった女の姿はあまりに綺麗で…
そして…
――あまりにも儚かった…
