「失礼します」
土方さんの部屋に入るともう俺以外の幹部は皆集まっていた。
その中に総司もいた。
平助の横に座ると土方さんが眉間に皺を寄せながら口を開いた。
「…今集まってもらったのはある女についてだ」
女?
隣にいる平助を見ると俺と同じことを思っているのか不思議そうな顔をしていた。
「実は今日、総司が女を連れてきたんだ」
総司が?
何で女を連れてくる必要があるんだよ?
俺は土方さんの話の続が気になってきて、耳を澄ました。
土方さんの話によると総司が巡察している時、一人の女が五人の不逞浪士に襲われていたそうだ。
それで総司が助けようとしたら女が竹刀で男達に立ち向かったそうだ。
総司が驚いて見ていると四人倒してしまったんだとよ。
そして最後の一人と闘っている時に危なくなったところを助けたそうだ。
「女が一人で?しかも竹刀でか?」
驚いた顔をしながら聞いている平助。
「はい」
まじかよ…
すげぇな…
