「沖田さん…隙ありです」


「え?」


パシィ―――――ン!


道場に竹刀の乾いた音が響く。


「………!


勝者、





望月桜!」


静まっていた道場に土方さんの声が響いた。


「嘘…だろ?」


「あの沖田さんが負けた…?」


土方さんから勝敗が告げられたと同時に辺りがざわめきだす。


「ふぅー…」


あー


危なかった…


あと少しで沖田さんに負けるところだったよ…


良かったぁ~


1人で安心していると沖田さんが来た。


「桜さん、今日の試合本当に楽しかったです!また私と勝負して下さい!!」


「あ、はい」


「桜ー」


沖田さんと話していると土方さん達が来た。