「それでは両者前へ…」
土方さんの掛け声で私達は前にでる。
「桜さん、よろしくお願いします」
「よろしくお願いします」
道場内が緊迫した空気に包まれる。
「………
…はじめッ!!」
試合が始まった。
「………」
「………」
しかし、私も沖田さんも一歩も動かず相手の様子を伺う。
「桜さん、かかって来てもいいですよ?」
沖田さんが私も挑発するかのように言ってくる。
「沖田さんこそかかってきたらどうですか?」
私は、沖田さん挑発にのらず言った。
「では…いかせてもらいますッ!」
ダッ!
そう言うと沖田さんは竹刀を振りかざしながら攻撃に懸かってきた。
