スゥ―――
食堂の前に着き、先頭の方を歩いていた土方さんが障子を開ける。
と、近藤さんの言う通り男の人ばっかり居た。
幹部の皆さんが中に入るとさっきまで五月蝿かった食堂が一気に静かになった。
どうやら席が決まっているみたいで、皆さんそれぞれの席に座っていった。
私はどこに座ればいいか迷っていると沖田さんが「こっちにおいで」っと、手招きしてくれた。
沖田さんの隣に座るともうすでに私の朝御飯が用意されていた。
「それでは、皆食べていいぞ」
土方さんの一言で食事が始まった。
私は無言で食べていると幹部の皆さんが色々と話し掛けてくれた。
と、
「桜は何処から来たんだ?」
再び、あの質問が今度は藤堂さんの口から私へとなげかけられた。
「えっ…?」
つい、戸惑った声を上げてしまう。
「だから、桜は何処から来たんだ?」
言葉に詰まった。
何て答えればいいのか迷った。
近藤さん達には話した。
けど、藤堂さんに話した方がいいのか。
言わない方がいいのか。
迷った。
だから私は、
「いずれ…話します…」
それだけしか言えなかった。
