何か新撰組って…
思っていたものとは全然違う。
もっと怖い感じがして、未来で習う社会の歴史では「人斬り集団」何て言われている。
けど、話してみると皆さん明るくて、不思議と落ち着く。
頑張って皆さんの足手まといにならないようにしなくちゃ。
私はそう思った。
「…よし、自己紹介も一通り終わった事だし朝御飯を食べに行くとするか」
近藤さんの一言で部屋を出て食堂へと向かう。
「あ~腹へった」
食堂までへと続く廊下を歩いていると、藤堂さんがそう呟いた。
「平助!食堂まで競争だ!!」
「よし、きた!ぜってー負けねーかんな!!」
「おい、お前ら…いい加減に…」
あはは…
永倉さんと藤堂さんホントに元気。
土方さん大変そう…
隣を歩いている沖田さんを見ると同じことを思っていたのか苦笑いをしていた。
「桜君。ここが食堂だよ」
「あっはい」
「ここは男所帯だから息苦しいと思うけど…まぁ…そのなんだ、頑張ってくれ!私もできる限りの事はするからな!!」
「近藤さん…」
「ありがとうございます」と、言おうとしたけど言えなかった。
また"ああなって"しまうと思ったら…
どうしても言うなかった。
